エンターテイメント雑感

映画『ハーヴェイ』~ウサギの妖精と友達になった男

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自分が最初にこの映画に興味を持ったのは映画『ロジャーラビット』のパンフレットに寄稿された手塚治虫先生の文章から。昭和30年代には日本でも公開された作品で、本国では根強い人気を誇っているようです。
『ロジャーラビット』の中の引用だけでなく、藤子Fの異色短編『ヒョンヒョロ』に登場するウサギもこの作品にインスパイアを受けている点があると思われます。

身長6フィート(約2メートル)のウサギと友達のエルウッドと”その友達”が見えない周りの人たちの騒動を描くストーリー。
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幻のニューシネマパラダイス

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映画好きにとって人それぞれの”マイ・モスト・フェイバリット”が存在すると思うけれど、自分にとって一番大きく影響を残した唯一無二の作品は「ニューシネマパラダイス」です。
日本公開は89年12月15日。銀座シネスイッチとシネスイッチ本牧の2館でスタートした”単館上映”形態での史上最大のヒット作品で、約1年、40週間のロングヒットとなりました。

自分が出会ったのは翌年90年の春でした。
最初の感想は「感動」とはまったくの無縁で、胸に湧き上がるモヤモヤを晴らすためにリピーターとなりました。平均すると毎週見た勘定になるほど劇場に通いました。
言語で理解したい願望はNHKの”イタリア語口座”を毎日チェックする行動につながり、ヒットにあやかり企画されたJTBのロケ地ツアーには予算を度外視して申し込むほど熱狂。(結局、定員割れでツアーは中止になった。)

いまだ未踏の地であるロケ地は死ぬまでには訪れたい、人生をかけた夢になっている。
(ローマのロケ地は来訪済みだけど、やっぱりシチリアを見てから死にたいモンです。) 続きを読む

きかんしゃトーマス絵本原画展

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ハービーを食べに行った帰り道の電車の中刷りポスターにて知りました。開催は15日まで!と知り、あわてて滑り込みセーフで見てきました。

擬人化された乗り物の話題が続いて居たところにまたも「きかんしゃトーマス」。つくづく自分の好みは芯が同じです。

原作絵本60周年を記念して開催されたおそらく本邦初になる原画展示。
日本に入ってきたのは1973年。
自分は日本の初期の世代の読者だったと言うことを今回初めて知りました。
正直言ってTVのトーマスにはまったくなじみがありません。原作が好きだった話をすると絵本を知る人も少ない状態で今まで共感してもらえなかったのです。なので原作絵本を主体にしたこんな展示が行われるなんて夢見心地です。
つくづく、ギリギり開催中に気がついて嬉しい! 続きを読む

漫画/『はだしのブン』by永島慎二

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自分にとって、もっとも好きな永島マンガのひとつである『はだしのブン』。昭和46年に少年サンデーに連載された長編で、昭和48年、朝日ソノラマから全2巻の単行本が刊行された。

朝日ソノラマの単行本はどのマンガも折り返しのコピーが素晴らしい。作品の中でも使われるフレーズだが、簡潔な文字数で作品の魅力を伝える一文に思える。

ブンは知ることが好きだった。うれしいとき、悲しいとき、ブンは思いっきり野原を走った。走れ!! 泣くかわりに思いっきり走れ!!――児童漫画への永島慎二の愛情が生み出した、珠玉の名作ついに登場! (1巻より)

(※以下この色の部分はあらすじなので、未読でかつ知りたくない人は飛ばしてください。)

両親がいないブンは片田舎の分教場で育てられる小学生。父親代わりの”ダンゴ先生”と、姉のような優しさで教え子を包む”ねえちゃん先生”、そして兄弟のような同級生たちと日々を過ごしている。
しかし、本校の生徒から分教場の生徒は蔑まれ、いわれのないいじめや嫌がらせを受ける生活が続いている。エスカレートする嫌がらせはいつしか大勢の生徒を巻き込んだ闘争になり、分教場のガキ大将”いっちゃん”は犠牲になってしまう。

みんなを巻き込まないように単身で進み出たいっちゃんを助けるために分教場の仲間は加勢に加わるが、混乱の中いっちゃんは事故で命を落としてしまう。

子供たちのやり切れない思いを発散させるために、運動会を赤組、白組、分教場の組をつくり、ケンカの変わりにスポーツで戦いをさせようとする本校の先生。
いろいろな問題を抱えたまま運動会は開催され、いがみ合っていた子供たちは正面からぶつかるが、その中でいつしか心通わせていく。
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短編『まぼろしの怪獣 ネッシー』ソフト化希望

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傑作コメディ『脱線あしか騒動』の再映と同時上映だった短編作品『まぼろしの怪獣 ネッシー』。
いままでの目撃例や写真、映像、証言を検証しながら展開するもの。ディズニーオリジナルのしましまに水玉模様のかわいいアニメーションのネッシーが実景に合成されたユーモアたっぷりの映像も登場します。
監督はナインオールドメン(ディズニー伝説の9人のアニメーターたちをこう呼ぶ)の一人、レス・クラーク。1973年と言う時代と作品内容が時代性に密着してしまっているためにその後幻の作品になってしまっています。

作品としも興味あるのはモチロンですが、UMAフィルムとして、そして藤子不二雄ファンとしては作品への影響を研究したいがために是非見たいと思っているのですが……。
国内じゃなくてもいいから、どこかでソフト化してくれないかと痛切に願っている作品です。 続きを読む
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